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●國友:○渋滞による問題は3つ。 ・都市機能の低下 ・バスの定時性と迅速性の低下 ・運転者・車両の非効率→高運賃→低サービス→バス利用者減少 ○地方の不採算路線→都市部の採算路線の高運賃、低サービス ●山出:○軌道系の交通手段をもたない中核都市としては、公共交通としてのバスとマイカーを同じ道路空間上でいかに機能分担を図りながら体系化していくかということが課題。 ●荒谷:○マイカーが互いにそのメリットを減らしあっているのみならず、バスなど公共交通機関の衰退による交通弱者の足の喪失、地球環境汚染を生じさせている。都市部のマイカーの量的進展は限界。 ○国民生活の質的な発展のため、早急に国民レベルでの対応が求められている。 ●藤田:○マイカーに依存するだけではいけないのではないか。公共交通という選択肢があるはずではないか。 討論(2)公共交通充実化が都市交通問題解決のカギを握るか ●藤田:○まちづくりや環境政策において公共交通が選択肢になるのではないだろうか。公共交通を利用することによって都市交通問題は軽減され、環境への負荷も軽減する。○そのような視点から、公共交通本来の利便を生かして都市交通問題の緩和に成功した事例を紹介したい。 VTR(2)環境にやさしいまちづくりと公共交通 ○ドイツ・フライブルク ・都市計画の一環として環境に優しい交通のあり方を模索 ・購入者以外の人間も利用できる環境パスの導入でバス・路面電車(トラム)利用者が飛躍的にアップ ・市内7箇所にあるパーク・アンド・ライドにより市街地では路面電車(トラム)利用 ●藤田:○VTRで紹介された事例を受けて各パネリストに感想・意見を求める。 海外では路面電車(トラム)とバスなどの公共交通のサービス拡大で都市交通問題の打開を図っている。それでは、日本の多くの都市における道路交通問題を解決するカギはバスが握っているのか。バス本来の利点について発言を求める。 ●太田:○フライブルクを現地視察した経験をふまえて捕捉。 ○まちづくりの中で、最初から公共交通を取り込んでいくことが大切。 ●福井:○パーク・アンド・ライドは、日本ではなかなか定着していない。 マイカーで都心に行くほうが10分程度遅いくらいでは、なかなか公共交通機関へ乗り換えようとはしない、乗り換え抵抗を減らさなくてはいけない。
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